セキュリティ対策


スポーンサードリンク

セキュリティ対策

読書履歴を預かる電子書籍サービス 武雄市の図書館の事例を踏まえて考えてみると、公的機関ではないにせよ、"思想及び信条に関する事項"であるところの読書履歴を預かる電子書籍サービスが「個人情報」をどのように扱っているのか、ということが気になってきませんか。

一般的なウェブサイトでは、閲覧者の環境やサイトへの到達経路、閲覧したページやどれくらいそのページを見ていたかなどさまざまな情報をアクセス解析という形で取得し利用しています。

これだって自分が閲覧者の立場になって考えてみれば、決して愉快なことではありませんよね。

紙の本なら「どのページをどのくらい見ていたか」計測されるなんて正直気持ち悪い、ありえない、と感じる人も多いのではないでしょうか。

反対に、ネットで買い物をすれば自分の住所氏名などもろに個人情報にあたるデータをサービス側に提供することになるのだし、そんなことを気にしていたらウェブでは何もできない!便利なサービスは使えないよ!という風に考える人もいるでしょう。

しかし、こと電子書籍サービスの場合では、一般的なネットショップなどとは切り離して考えるべきでしょう。

なぜ個人を特定する読書履歴が"思想及び信条に関する事項"とされてきたのか、個人の思想や信条が守られるべきとされているのはなぜか?ということを鑑み、利用するサービスで個人情報がどのように扱われているのかを知っておくくらいはしても良いのではないでしょうか。

電子書籍サービスが個人情報をどのように取り扱っているのか電子書籍サービスが個人情報をどのように取り扱っているのかは多くの場合、電子書籍サービスのウェブサイトのトップページ、一番下のあたりに「個人情報の取り扱いについて」「プライバシーポリシー」「利用規約」などの形で提示されていますので、一度ちらっとでも見てみましょう。

個人情報や読書履歴がどう扱われるべきか、という点については筆者もまだまだ勉強不足です。確固たる知識や明確な意見を持っている訳でもありません。(こんなこと、堂々ということではありませんが……)

しかし、電子書籍サービスの利用者がこの問題に感心を持っていることをサービス側に示したり、正しいあり方や自分の意見について考えることは必要なことなのではないか、と感じている次第です。