書籍検索の充実


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書籍検索の充実

電子書籍の大きな特徴のひとつに、検索機能があります 紙の本を読んでいて、検索できれば……と思ったことはありませんか?

電子書籍の大きな特徴のひとつに、検索機能があります。
小説などの場合はあまり利用することはないでしょうが、技術書などの場合、必要な記載がある箇所を素早く探せる検索機能は便利ですよね。

Googleは現在、紙の本にもこの検索機能を対応させるべく、あるプロジェクトを進めています。
このプロジェクトは、Googleブックスと呼ばれるGoogleの検索機能の一部です。

検索エンジンGoogleでは、ウェブサイト上にアップロードされたデータをテキスト、画像、動画などさまざまな形式を指定して探すことができますが、Googleブックスではウェブサイトにアップロードされたデータでなく、Googleがスキャニングした紙の本を検索対象にして、指定したキーワードとマッチする書籍を探すことができます。

これはGoogleが独自に紙の書籍本をスキャニングし蓄積していることによって可能になった検索機能ですが、サービスが始まった当初は著作権の問題から、書籍の権利を有している出版社や作家などを相手に訴訟を起こされるなど多くの話題を呼びました。

この訴訟には日本の出版社、作家も関係していたので、話題を目にしたという方も多いのではないでしょうか。

「著作権切れ」の解釈の違いから訴訟に至った訳 Googleは著作権切れの書籍は全文公開するという形でサービスを開発していましたが、この「著作権切れ」の解釈の違いから訴訟に至った訳です。そして現在、Googleブックスの書籍検索機能や中身の提示は出版社や作家個人によって異なった対応が取られることとなりました。

ウェブ検索のように広く普及するのはまだまだ先になるでしょうが、今後、Googleブックスの影響によって書籍の売上が増加していく事例が出てくれば、全文検索できる書籍は増えていくでしょう。

書籍検索については、便利なようで「じっくりと読めなくなる」「検索にかからないところに重要な主題があることもある」など、デメリットとして語られることもあります。

どうなっていくのか、どうするべきなのか。
Googleブックスや電子書籍を利用してみた上で、個人の考えを持っておきたい部分かもしれません。