書籍の歴史


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書籍の歴史

「読書」という習慣 「読書」という趣味を履歴書に書いたり、自己紹介をする際語ることに抵抗がある、という人は少数派でしょう。多くの場合、読書は好意的に、あるいは無難に受け入れられる普遍的な趣味です。

しかし、この「読書」という習慣、あるいは書籍というメディアがどんなふうに発生してきたのかはあまり興味を持って語られることがないように思います。
紙の本もかつては電子書籍と同じく、最新技術によって生まれたメディアでした。

著作権の問題、教育や学習における利用など電子書籍や新しいメディアにおける情報の扱いに関しては新しい話題が絶えず供給されていますが、「歴史は繰り返す」の言葉の通り、本の歴史を知ることで、これから電子書籍がどうなっていくのか?を考えるヒントを得ることができるのではないでしょうか。

このセクションでは電子書籍の「これから」を考えるため、書籍の歴史について取り上げてみたいと思います。

書籍は人類の長い歴史 言葉や文字が生まれ、石版や木片などへの書付から紙へと記録媒体が進化し、さらに印刷技術が発達して……と、書籍は人類の長い歴史とともに、文化として育まれてきました。
何かを記録したい、それを読みたい・共有したいと思うのは人間の本能に組み込まれた、自然な行為なのかもしれませんね。

この要求に答える形で進化した技術は時に、人間の習慣や文化そのものを変化させてきました。
中でも、現在の電子書籍と重ねあわせてしまうのは印刷技術の発達です。

それまで手作りで作られていた本が印刷技術によってどのように変わったのか、人々の生活をどのように変えていったのでしょうか?
歴史を振り返りながら、電子書籍のこれからについて考えてみたいと思います。