世界と日本の電子書籍

世界と日本の電子書籍

スマートフォンが登場する以前、日本の携帯電話市場は独自の発達を遂げていました。その独自性を指す「ガラパゴス携帯」という言葉がありましたね。ちょっと懐かしいです。

「ガラパゴス携帯」は日本人が日本人独自の特性、需要を捉えたことによる面白い現象ではありましたが、端末や日本の技術の進化にとっては必ずしも良いことではなかったようです。

家電は日本の大きな産業だったはずが、携帯電話に関しては日本産のものが独自になりすぎて、海外に進出することができませんでした。独自性を追求した分、世界基準の技術の追求にも遅れをとったようです。

そして、日本の携帯電話市場は現在スマートフォンが主流となり、AppleのiPhoneや、AndroidやWindowsなど海外メーカーのOSを搭載した機種が大きなシェアを持っています。
電子書籍サービス・端末の場合はどうでしょうか？

現在すでに日本国内でも海外企業、メーカーは大きな存在感を持っている印象がありますが、日本企業はどのような展開をしているのでしょうか？

ここでは、世界的に勢力を広げる電子書籍サービス、端末を提供している企業と日本の企業の特徴などを整理しながら、これからの日本の電子書籍と電子書籍を取り巻く環境の変化について考えて見たいと思います。