日本の電子書籍産業


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日本の電子書籍産業

日本国内でも海外企業の運営する電子書籍サービス 日本国内でも海外企業の運営する電子書籍サービス、海外メーカーの電子書籍端末が大きな存在感を発揮している電子書籍界隈ですが「日本国内での電子書籍産業」はどうなっているのでしょうか?

このサイトでご紹介した日本産の電子書籍サービスの多くは、合わせて使える専用の電子書籍リーダーを販売し、それぞれユーザーを囲い込む形に展開しています。

各社がそれぞれ独自の顧客を囲い込み、自社サービスのユーザーを増やしていくという計画を持つのは結構ですが、結果的には、馴染みがあり安心して使える国産のサービス、端末を使いたいというユーザーを分散させているようにも見えます。

電子書籍元年の口火を切って発売された国産の電子書籍サービス&端末であるkoboがストアの品揃え、端末の使い勝手ともに不満の声が大きく聞こえる出来だったことも日本国内の電子書籍サービス、端末に対してのイメージを損なってしまった印象がありますし、日本の電子書籍ユーザーの中には国産サービスに対して不信感を持っている人も多いのではないでしょうか。

しかし「日本語で書かれた書籍」というコンテンツが純然としてあるおかげで、出版社などが運営する国内の電子書籍サービスが日本のユーザーに対して海外の電子書籍サービス・端末よりもアドバンテージがあるのは確かです。

日本の電子書籍サービス これを生かして、日本の電子書籍サービスにも何とか頑張ってもらい、普及を進め、景気を良くしてもらいたいですよね。そのためにはどんな展開が考えられるでしょうか?

場所やお金がかからないこと、つまり効率を売り文句とする電子書籍はともすれば書籍に愛情がない、使い捨て読み捨て用として使うものという印象を持たれてしまうこともあると思います。

このあたりを差別化し「ずっと持っていられる電子書籍」をアピールポイントとするサービスが出てくれば、国内の電子書籍サービスおよび端末にも魅力が出てくるのではないでしょうか。

この「電子書籍は使い捨て」というような感覚はとても日本的です。

やはり好きな本はハードカバーで揃えたい、というようなユーザーをも満足させられる丁寧かつ安心できるサービスは日本企業のイメージにも合いますし、そんなサービスが出てきたら、これまで電子書籍に魅力を感じていなかった読書好きの層も取り込みつつ、国内の電子書籍産業も盛り上がってくれるのではないかと思うのですがいかがでしょうか。