電子書籍サービスを利用するメリットはたくさんありますが、大きく分けると以下の4項目が挙げられます。
1.紙の本よりも安い
2.すぐに買える
3.試し読みができる
4.品揃えが良い
まず1点目「紙の本よりも安い」点ですが、これは流通コストがかからないこと、お店が大量の在庫を抱える必要がないことが影響し、大抵の場合、紙の本の価格より1、2割程度安く買うことができます。
※サービスやタイトルによって異なります。
そして2点目「すぐに買える」については説明不要ですね。
電子書籍サービスを利用するためにはネットワーク接続された端末さえあれば良いので、紙の本のように実際に書店に出向く必要はありません。在庫切れを起こすこともなく、大量に購入しても重い荷物を運ぶ必要もないので欲しい本を欲しい時に買うことができます。
3点目の「試し読みができる」点も大きな魅力ですね。
書店によっては自由にできることもごくごく稀にありますが、多くの場合コミック等は中身を確認することができません。(大抵、ビニールできっちりとシュリンクされています。)
人気のコミックは冒頭を読める小冊子が売り場に置かれていたりしますが、多くのタイトルではそれもありません。
その点、電子書籍サービスは大半のコミックを試し読みすることができます。
シリーズ物なら1巻がまるまる試し読みできるようになっていたり、1巻以外も冒頭を確認できることが多いので「何巻まで読んだんだっけ……」と悩むこともなくスムーズに買えます。
こうした試し読みによって新しく興味を持ち、試し読みでなくデータを購入することも当然ありますから、利用者だけでなく、お店にとっても大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
そして最後、4点目の「品揃えが良い」という点は、お店、利用者、そして著作者にとって大きなメリットです。
利用者は大きな書店でもなかなか売り場にないマイナーな書籍を買うことができ、お店はそれらの売上が少ない書籍も売り場に並べることができるため利益総額を上げることができ、そして、著作者は自分の作品を売り場に並べてもらえるチャンスが大幅に広がることになります。まさに「三方よし」と言えるでしょう。
また、「電子書籍サービス」というよりは電子書籍そのもののメリットとなりますが、
「場所をとらない」ことも当然大きな利点となるでしょう。
家のスペース=置ける本の量には残念ながら、限界というものがあります。
本好きの方なら、本が本棚から溢れ、泣く泣く蔵書を整理したという経験が一度はあるのではないでしょうか?
蔵書が場所をとらない、この1点を魅力に感じて電子書籍の利用に踏み切る人もとても多いと思います。
さらに、紙の本にはなかった動的情報を埋め込むことができるのも、電子書籍の魅力の一つといえるでしょう。
参考情報への動画や音声、リンクを埋め込んだり、テキスト内を検索できたり、文字サイズや行間、明るさなどを調整できたりなど電子書籍には動的な魅力がたくさんあります。