電子書籍用に専用端末を買うことは考えていないという方ももちろんいるとは思いますが、ここでは電子書籍を利用するにあたって新しく端末(タブレットもしくは専用の電子書籍リーダー)を購入検討中、という方向けに、電子書籍端末の選び方をご説明したいと思います。
まずは、どのような場所で使うことになるか、あるいは家の外に持ち出して利用するか否かを考えてみましょう。
筆者は電子書籍は大きな画面で楽しむのが好きなのですが、持ち歩いての利用がメインになるならば「大きいこと」は最重要事項にはなりません。
現在電子書籍端末は画面サイズが6インチから7インチ、大きくても8インチあたりまでのものが主流です。
決して大きくはないけれど小さすぎて文字が読みにくいということもなく、持ち運びの邪魔にもならないちょうど良いサイズ、ということなのかもしれませんね。
ずっと家に置いておくという方以外では、このあたりのサイズから選んでおくのが無難でしょう。
しかし、液晶テレビやディスプレイを選ぶ時にもいつも思うんですが、この「インチ」表記、日常的にあまり馴染みがなく大きさがイメージしにくいのは筆者だけでしょうか?
電子書籍端末の場合、このインチ表記に加えて本体サイズ(幅・高さ・厚さ)がミリ表記されているのですが、この2つの数字から複数の端末のサイズ感や見やすさをイメージし、頭の中で比較するのはかなり難易度が高いと思います。
本体サイズはAよりBのほうが大きいけれど、Bのほうが液晶サイズが大きい、というような場合もあります。このような場合、実物を見ればあきらかにBのほうが使いやすく感じると思うのですが、数字だけを見ていると、こうした点がなかなか実感できません。
なので、電子書籍端末に関しては、あまりデータに頼らず実際に目で見て比較し、それから判断することをおすすめします。
店頭に足を運ぶ前には持ち歩きの可能性の有無、使用する電子書籍サービスなどを考えておき、実際に見た時に使いやすく感じたものを選べば失敗する可能性をかなり下げることができます。
手に馴染む感覚や画面の見やすさで遜色のない端末があった場合には、バッテリー持続時間や保存可能なデータ容量などを決め手にしても良いでしょう。
とにかく、一度は実物を見ること!失敗しないためにも、これだけはやっておきましょう。