それではいよいよ、各社がしのぎを削る電子書籍端末、具体的に紹介していきたいと思います。
このまま群雄割拠の戦国時代が続くのか、端末のどれかが天下を取って他を撤退させるのか。
実際に端末を買うことを検討していなくても、この話題については興味があるという方も多いのではないでしょうか。
電子書籍端末も電子書籍サービスと同じかそれ以上に数多くの会社が製品をリリースしているため、とても全部は紹介しきれません。
ここでは、前半でご紹介した電子書籍サービスの専用端末や、すでに多くのユーザーを獲得している名前の通ったものに限り、ご紹介していきたいと思います。
まずは、タブレット端末の走りとなったApple「iPad」シリーズのご紹介です。
シリーズラインナップ
・iPad 2
・iPad Retinaディスプレイモデル
・iPad mini
タイプ
☆タブレット端末(iOS)
専用電子書籍サービス
☆無し
液晶サイズ
☆iPad 2:9.7インチ
☆iPad Retinaディスプレイモデル:9.7インチ
☆iPad mini:7.9インチ
本体サイズ(高さmm×幅mm×厚さmm)
☆iPad 2:241.2×185.7×8.8
☆iPad Retinaディスプレイモデル:241.2×185.7×9.4
☆iPad mini:200×134.7×7.2
通信方式
☆iPad 2
・Wi-fi
・Wi-fi+携帯電話通信
☆iPad Retinaディスプレイモデル
・Wi-fi
・Wi-fi+携帯電話通信
☆iPad mini
・Wi-fi
・Wi-fi+携帯電話通信
※携帯電話通信は全て、auまたはsoftbank
重量
☆iPad 2
・Wi-fiモデル:601g
・Wi-fi+携帯電話通信モデル:613g
☆iPad Retinaディスプレイモデル
・Wi-fiモデル:652g
・Wi-fi+携帯電話通信モデル:662g
☆iPad mini
・Wi-fiモデル:308g
・Wi-fi+携帯電話通信モデル:312g
データ容量
☆iPad 2:16GB
☆iPad Retinaディスプレイモデル:16/32/64GB
☆iPad mini:16/32/64GB
バッテリー持続時間
☆iPad 2
・Wi-fiでのインターネット利用または動画・音楽再生時:最大10時間
・携帯電話通信でのインターネット利用時:最大9時間
☆iPad Retinaディスプレイモデル
・Wi-fiでのインターネット利用または動画・音楽再生時:最大10時間
・携帯電話通信でのインターネット利用時:最大9時間
☆iPad mini
・Wi-fiでのインターネット利用または動画・音楽再生時:最大10時間
・携帯電話通信でのインターネット利用時:最大9時間
充電方式
☆iPad 2
・電源アダプタまたはUSBから充電
☆iPad Retinaディスプレイモデル
・電源アダプタまたはUSBから充電
☆iPad mini
・電源アダプタまたはUSBから充電
価格
☆iPad 2
・Wi-fiモデル(16GB):34,800円
・Wi-fi+携帯電話通信モデル(16GB):45,800円
☆iPad Retinaディスプレイモデル
・Wi-fiモデル(16GB):42,800円
・Wi-fiモデル(32GB):50,800円
・Wi-fiモデル(64GB):58,800円
・Wi-fi+携帯電話通信モデル(16GB):53,800円
・Wi-fi+携帯電話通信モデル(32GB):61,800円
・Wi-fi+携帯電話通信モデル(64GB):69,800円
☆iPad mini
・Wi-fiモデル(16GB):28,800円
・Wi-fiモデル(32GB):36,800円
・Wi-fiモデル(64GB):44,800円
・Wi-fi+携帯電話通信モデル(16GB):39,800円
・Wi-fi+携帯電話通信モデル(32GB):47,800円
・Wi-fi+携帯電話通信モデル(64GB):55,800円
その他機能
・高画質カメラを前面/背面両方に搭載
・マイク内蔵で音声を含む動画の撮影やビデオ通話が可能
特徴
タブレット端末の人気に火をつけたAppleのiPadは、シンプルなインターフェイスや美しい液晶画面が魅力です。
特に、2012年11月に発売されたiPad mini は現在電子書籍リーダーを含めて激戦区となっている7インチ端末の市場で一歩リードしている印象があります。
というのも、このiPad mini 、7インチ端末にラインナップされるものの、7.9インチと他の7インチ端末と比べて明らかに大きいんですよね。
大きい分価格も高くなっているんですが、その他の端末と実際に見比べると「大きいことによる見やすさ」は1インチ弱の差ながら圧倒的です。
その他の要因もあるとは思いますが、これはAppleの戦略勝ち、と言えるのではないでしょうか。
※ここでご紹介しているデータ・価格は2013年1月に筆者が端末メーカーサイトの情報をまとめたものです。スペックや端末、ラインナップは変わる可能性がありますので、ご購入の際はショップにて再度ご確認ください。